その2:塗装してみよう(金があれば)
その2として、塗装することを考えてみましょう。筆塗りからエアブラシ塗装まで、やり方はいろいろあるんですが、ここはまぁエアブラシを基本とするって事で。いや、俺が殆ど筆塗りをしないなんて・・・、しません。
● 筆 塗装の基本ですね。筆塗りを殆どしない俺でさえこれだけ持ってますから。上から面相筆(極細)、面相筆、平筆(大)、平筆。面相筆(極細)はスミ入れ用。他のモノは平面を塗る場合や、ガンダムの目を塗る時、または溶きパテを塗るときやマスキングゾルを塗る時にでも使います。ホントなら専用の筆にした方がいいんですけどね・・・。 ちなみに下の筆3本セットで400円程度、上の面相筆(極細)は1本で600円から。面相筆はケチらない方がイイと思う。 |
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● 塗料皿 なんて事はない皿です。万年塗料皿って名称もありますが、皿です。でも万年と謳うだけあって使い勝手はいいですけど。そしてこれ、11枚で100円というマクドナルドに見習わせたい価格。塗料を薄める時、パテを溶く時、デカール用の水入れと何でも使えます。まぁ、ケチりたい場合、カメラ屋でフィルムケースもらってきてください。大きなカメラ屋ならくれるはずですから。 |
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● マスキングテープ、マスキングゾル やっぱりタミヤ製品! タミヤのマスキングテープ2種とGSIクレオスのMr.マスキングゾル ネオって奴です。 マスキングテープは塗装の時の塗りわけや仮組みのときの固定、果ては梱包用にも使います。セロテープと違い、接着力が弱いので塗膜を侵さず安心。基本的にカッターでお好みの大きさに切って使います。とりあえず現状で俺が使うのは10ミリと18ミリの2種。 マスキングゾルはマスキングテープではやりづらい曲面を塗りわけるときに使用。ガンプラではあんまり派手に使いませんけどね。 |
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● 調色スティック こんなものまでタミヤ製! 2本で300円。その名の通り、塗料を混ぜたりシンナーで希釈する時に使うんですが、それ以外の用途として、左上の平面部に両面テープで耐水ペーパーを貼り付け、きっちりとした平面でペーパーがけができるように固定具として使います。俺の周りでのこいつの呼び名は『電撃混ぜ混ぜ棒』なのは秘密。 |
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● サーフェイサー(右)、ベースグレー(左) 塗装の前に必要な下地用塗料。まず、塗装のノリをよくするためにサーフェイサーを吹きます。一応缶スプレーのサーフェイサーもあるんですが、お手軽に見えて結構使いづらいのでエアブラシを使うならこっちのビンサフを使った方がイイでしょう。細かな膜を形成できますから。ちなみに、このサフはグレーなのですが、ホワイトサフってのもあります。 で、MAX塗り(グラデーション塗装の一種)をやる時にはこのベース・グレーMAXってのが便利。ホントは余った塗料でベースグレーを作ればいいんですけど、面倒なのでこれ買った方が早い(高いけど)。MAX塗りの始祖(とえらそうな)MAX渡辺も使ってます(ってか奴の会社の製品)。これは始めから希釈されてるのでこのままエアブラシで吹けばOK。これで全パーツを黒に限りなく近いグレーにしてから塗装する訳です。 ところで、ホビージャパンでMAX渡辺は大越友恵嬢にプラモを教えてた訳ですが、回を重ねるごとに大越嬢は艶っぽくなり、MAX渡辺は垢抜けてきてます、やっぱりMAX氏はプラモを教え、対価として大越嬢の身(自主規制) 現在はMAX氏、加藤夏希にプラモを教えてる訳ですが、コイツ、ホントに十代(自主規制) |
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● ラッカー薄め液 ラッカー系塗料、プラパテ、サフを主に希釈するための薄め液。エアブラシ洗浄にも使えます。薄め液と言葉を濁すものの、ラベルには思いっきりシンナーと書いてます。まぁ、一般のシンナーに比べたらはるかに匂いも毒性も低い(らしい)ですけど。 欠点はライトな玩具店には無いです。完全に模型店のみの商品。そして、高い。400mlで800円。普通のシンナーが1.5リットルで1000円ぐらいですから。でも、普通のシンナーだと強すぎるのでプラスチックには使えません。プラが割れます。俺はエアブラシ洗浄用に普通のシンナーを持ってますけど、きつくて死ねます。 しかし、高いんだけどエアブラシ塗装のためには派手に使わないといけない訳で・・・、ジレンマ。 |
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● ラッカー系塗料 上のラッカー薄め液で希釈して使う塗料。エアブラシを使う際には最も適した塗料。GSIクレオスが最も多いです。左側が通常のビンで、右が大瓶。ところでクレオスさん、大瓶の塗料って通常のビンのものより薄い気がするんですが・・・。あと、もっと必要な色を大瓶にしてください。 あ、当然筆塗りも大丈夫ですよ。ただ、筆塗りにするには延びが無いってのと乾燥が速すぎるのでドライブラシなどに使うのがいいでしょう。 |
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● エナメル系塗料 やっぱりタミヤ。タミヤのエナメルカラーです。エナメル系ならタミヤぐらいしかまともに手に入れられないし。これはラッカー系と異なり、エアブラシでの塗装は適していません。細かいところの筆塗り、スミ入れなどで大活躍。スミ入れの際はしたのエナメル形薄め液で薄めに溶いて使いましょう。 |
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● エナメル溶剤 エナメル塗料を希釈する際に使う薄め液。タミヤさん、もっと注ぎやすい形状にしてください・・・。俺は絶対こぼしてしまうんですが。 エナメル系はラッカー塗料を侵さないのでスミ入れに適していますが、プラスチックは侵します。薄め液が多すぎるとプラがいきなり割れて泣く事も・・・。 |
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● コンプレッサー エアブラシ塗装をする時には不可欠! エア缶でやってもいいんですが、コストを考えるとこっちの方が安いはず。俺が使ってるこれはAIRTEX APC001というモデル。もらい物です。いいものなんですが、ガンプラメインの場合、オーバースペックかもしれない上、岡山では取り扱ってる店がない(取り寄せなら可能)。普通に作るならタミヤのREVOとかGSIクレオスのL5ぐらいでもいいかなと。 ちなみにこれ、結構クセが強いのでちょっとカスタマイズしてます。下の画像でどうぞ。 |
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● レギュレータ、エアブラシスタンド カスタマイズその1。ってえらそうなもんではないですが、レギュレータ(減圧器)をつなげてます。レギュレータをかまさない場合、エア圧が強すぎてMAX塗りには適さないのです。APC001の場合、通常で0.3Mpaという結構強いエア圧なので。だから塗装しやすいように俺は大体0.125Mpaぐらいまで減圧して使ってます。 ちなみにレギュレータ、スタンドともにAIRTEX製品。ちょっと高い。 あ、マスクは当然しますよ。しないと塗料の混じったシンナーを肺に入れてしまいますから。場合によっては防毒マスクもします。 |
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● タンク、水抜き レギュレータとエアブラシの間に繋いで使用。別にタンクは無くてもいいんだけど、APC001ってのはオイルレスダイアフラム式コンプレッサー(GSIクレオスのL5はオイルレスリニアコンプレッサー)なので吐き出すエアはどうしても脈動があるんです。それを軽減するためにエアタンクを接続。あと、APC001には一定のエア圧になるとオートスイッチで電源が落ちるというユニークな方式を採ってるのでここでエアをためれば電源の落ちている時間を増やす事ができ、コンプレッサーの負担を軽減できるのでいいのではないかと思います。 水抜きは梅雨時期の大敵、エアブラシから噴出す水を取る為に接続。まぁ、タンクですでに殆どの水分は取れるので念のためですけどね。でもこのようにカスタマイズして以来、格段に快適にエアブラシを使えるようになりました。 |
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● 塗装ブース 塗装用の換気扇。これはタミヤのSPRAYWORK PAINTING BOOTHって奴です。結構高い。15000円程度です。他にも、WAVE、GSIクレオス、AIRTEXからもでてます。まぁ、消耗品もあるからタミヤが一番安パイかなと。 要するに、この真ん中の部分に向けてエアブラシを吹けばフィルターを通じてミスとを取り除き、臭気をダクトから外に排出する訳です。という訳で、このウラにはシロッコファンという小さい換気扇(十分パワフル)がついてます。あと、使わないときには折りたたんでコンパクトに出来ますが、俺はタバコを吸う時にも使うので常時このまま。 騒音は台所の換気扇の下にいるぐらいといえば適当かも。 |
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● エアブラシ エアブラシその1。WAVEのスーパーエアブラシって奴です。12000円。これが最もメインで使うことが多いエアブラシ。0.3ミリのニードルのダブルアクションモデルです。というか俺はダブルアクションしか使わないですけど。ぶっちゃけて言うと、0.3ミリのニードルの入ったエアブラシが最も使用頻度が多いはず。という訳で各社からいろんなもんが出ています。別にタミヤでもいいんだけど、何となくこっちの方が見た目が好きだったのでこっちにしただけのこと。ただ、アフターサービスは絶対タミヤのほうが上。 MAX塗りをする時、簡単フィニッシュのシャドウを吹くとき、場合によってはサフもベースグレーもトップコートもこれで俺は吹いてしまうのでとりあえず1本エアブラシを買うなら0.3ミリのニードルが入ったものにしましょう。 |
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● エアブラシ エアブラシその2。タミヤのスーパーファインエアブラシです。定価11000円のものを、ヤフオクで5500円で落札。新品でね。これは0.2ミリのニードルが入ったモデル。細かい部分の塗装や、部分修正に。容量が少ない上、0.2ミリのニードルだと広範囲を塗装するには適してないのであくまでもサブ。 |
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● エアブラシ エアブラシその3。タミヤトリガーエアブラシ。定価15800円ですが、ヤフオクで中古をクレオスのレギュレータとセットで8000円で購入。しかしだ、ノークレームノーリターンで買ったけど、ニードル曲がってるし、ニードルパッキン傷んでないか、これ? タミヤに送ってオーバーホールしてもらわないと・・・。 トリガータイプなので疲れにくく、長時間にわたる作業には適してますが、細かい作業をするのは少し辛いかな。サフやベースグレー、トップコートのような何も考えずに広範囲に塗装するような時はメインで使います。でも普通の0.3ミリのニードルでもいいんだけどね。 カップは通常では金属製カップですが、後付けのパーツで樹脂製の大容量カップに変更しています。こういう気配りがさすがタミヤ。 |
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● クリップと割り箸 割り箸の先にクリップを固定したもの。割り箸だけのものもあります。どっちも百均で買ったもの。パーツの保持、塗装する時に、塗装した後に乾燥させるために、曲面のペーパーがけに。結構使い道は多いです。 ちなみに、GSIクレオスから保持用のアクセサリが出てますが、あんな高いもの買わんでよし。これぐらい作れ。 |
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● 発泡スチロール 上のクリップで保持したパーツはここに差し込んで乾燥させます。塗装後の乾燥、接着時の硬化に、なんて事は無いけどないと困ります。 これはホームセンターで購入した圧縮発泡スチロール。適度に硬いので保持に適してます。人によっては普通の発泡スチロールを使う人もいますが、ポロポロ粉になって落ちるのが嫌なので俺はこっち。 まぁ、パーツが保持できりゃなんでもいいんですけどね。 |